
あなたの職場は長時間労働になっていませんか?
日教組は、10月の第1週を「労働安全衛生週間」と設定し、職場の健康・安全について考える期間としています。
3月からの臨時休業中は、多くの先生たちが長時間労働を免れ、自分の仕事と生活のバランスについて見直すきっかけにすることができたのではないでしょうか?しかし、学校が再開してからはどうでしょう。臨時休業以前の慌ただしい学校現場、仕事スタイルに戻ってしまっている先生も少なくないのではないでしょうか?
厚労省では、残業時間が月80時間を「過労死ライン」だとしています。今年の夏に実施された、NPO法人「共育の杜」調査では、教員全体の57%が、この「過労死ライン」を超えているという実態が明らかになりました。
みなさんの命や生活に関して、管理職が責任をもってくれるのでしょうか?決してそのようなことはありません。このままの状況が続けば、「仕事だから仕方がない」では片付けられない事態に陥る恐れもあるのです。実際に、精神疾患による病気休職者も2000年から年々増加し、現在も高止まりしています。子どもたちのために頑張ろうとする先生たちが、学校現場で働くことができなくなってしまっているのです。自分の生活を豊かにすることができなくなってしまっているのです。それは、先生たち自身にとっても、子どもたちにとっても幸せなことではありません。
このような現状(長時間労働)を改善(是正)していくためにも、学校現場の先生たちが、自ら声を挙げていくことが必要なのです。
一人では難しいことも、組合の仲間と一緒であれば、必ずあなたのきつさや思いを管理職や教育委員会に届けることができるはずです。ぜひ、この「労働安全衛生週間」を機に、自分の働き方を見つめ直してみませんか?
もし、困っている先生や苦しんでいる先生がいたら、遠慮せずに福岡県教職員組合にご相談ください。仲間と力を合わせて、長時間労働是正にとりくみましょう。
「改正給特法」が成立し、今年から、教員の「時間外勤務」の上限時間が法的に位置づけられ、「年間360時間、月45時間以内」と示されました。(県や各自治体での条例化等が必要)
詳しい内容については、以下の新聞をご覧ください。わからないことがあれば、同じ学校の組合員に尋ねていただくか、このホームページからお問合せください。